包括歯科診療
包括歯科診療について
こんなお悩みありませんか?
- 治療が必要なことはわかっているけど、忙しくて歯科医院に行っていない
- 効率良く歯の問題を解決したい
- 昔から歯が強くなく悪くなりやすい
- 治療が終わったと思ったら、今度は別の歯が悪くなった
- 検診に行っているのに、また虫歯ができていると言われた
- 歯を見せて笑えない、笑うときに口を手で隠してしまう
- 恥ずかしくて口の中を歯科医師に見せられない
こんな悩みを抱えていても、こういうものなのかな?と諦めたり、どうすればいいのかわからず後回しにししていませんか?
歯はあなたの人生をより豊かにするパートナーであり、一生を共にするかけがえのないあなた自身でもあります。
このタイミングにご自身のことをよく知り、考える時間を持ちませんか?
再治療を防ぐ
包括歯科診療とは
〜虫歯を取っても
歯は治らない?〜
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一般的な歯の治療の流れは、歯の痛みや違和感を感じ歯科医院を受診する。その歯が虫歯になっているか検査し、虫歯を削って詰める治療を行うというものです。
しかし、本当の意味で治っているのでしょうか?歯科医療には2つの側面があり、1つ目は歯に感染が起こることで生じる諸症状に対して、感染を制御して改善をはかる医療的側面で、2つ目は失った組織や機能を人工材料を用いて復元、再建するものづくり的側面があります。
このものづくり的側面が歯科の独自性を高めているところとなります。
お口の中を家に例えるとイメージしやすいのですが、例えば部屋に湿気が溜まりやすく、カビが生えて床が痛んだとします。
対応としては
①薬剤等を用いてカビを取り除く
歯垢などの汚れをクリーニングして炎症を抑える。
②傷んだ床を修理したり張り替える
感染して虫歯になった歯を削って、詰めたり被せたりする。
③湿気の原因を調べ、湿気自体が問題であれば湿気を減らす対応し、
構造に欠陥があれば湿気が湿気が入ってこない様に塞いだり、換気扇を設置して湿気を逃す
虫歯の原因を調べて、虫歯になりやすい状態であれば汚れがたまりにくい環境に整えたり、過度な負担が問題であればかみ合わせのバランスをとり本来の機能が発揮しやすいように咬合形態を変える。
以上の対応はどれも歴とした治療ではありますが、①②の対応だけでは対症療法的であり、感染制御できたとしても歯自体が治った訳ではなく、再発やその歯を庇い他のところが悪くなってしまう可能性があります。
③の対応は原因療法と言われ、病因を詳しく診査し治療計画(設計図)をたてることで歯自体の保存を試みることになります。
当院が考える包括歯科診療とは一般的的な治療順序とは逆で③により根本原因にアプローチを行い、②により適切な修復を行い、①により長く維持できるようにメンテナンスを行うと言うものです。
実は経済的にも時間的にも効率的?
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先程の話だと、大掛かりになったり、たくさん治療をしなければいけなくなるのではと考えてしまうのですが、基本的な考え方は壊れてしまう前に必要最低限の介入でバランスを取っていくものなので、状態が良ければ悪くなる前に治療ができ選択肢も増え、低侵襲でかつ煩雑な工程を踏まなくてよくなるため経済的にも時間的にも節約できます。
また、咬み合わせが崩れている場合では噛み合わせのバランスを整えないと負の連鎖を止めることは出来ず、再発や再治療になったり、残せた歯を失ってしまうことになります。
実際に80歳で歯が20本以上残っている人の多くは適切な噛み合わせを有しているとデータがあります。
東京歯科大学病院教授 歯科矯正学講座 茂木悦子先生8020 No.14 2015-1より引用
もちろんライフステージに応じて局所的治療の方が有益なこともあります。そのような場合でもお口の設計図があるとつぎはぎだらけでなく計画的に治療を進めることができるためご気軽にご相談ください。